ようやくご報告できる心境になりました。
6月8日水曜日、午後13時過ぎ、ちーちゃんは岩津家から次の世界に旅立ちました。
今年の10月で9歳を迎える予定でした。
2014年にアニマルコミュニケーターとして開業しましたが、前職からアニマルコミュニケーターになるまでの人生の死地とも言える生きているか死んでいるかさえわからないようなしんどい毎日から私を救い出してくれたちーちゃん。
ちーちゃんが旅立ったと言うことは、間違いなく今の私は私の道を、安全に二本足でしっかりと歩いているのだと思います。
そして一つの旅が終わり新たな旅に突入する。
死地で私を見つけ、助け出し、ヘロヘロだった私を介抱し、足元おぼつかずふらふらしている私を軌道に乗せて旅立った。
ちーちゃんとの8年間を振り返るとそう感じます。

ちーちゃんの死は突然で、8日の朝に急変しその6時間後に旅立ちました。
急変してすぐに病院へ行く準備をしましたが、もう間も無いというささやきの様な感覚があり、旅立ちが目の前なら病院へは行かず家でちーちゃんを看取ろうと思い、準備を止めてちーちゃんを手に包みちーちゃんを全身で感じようと死へ向かう準備に臨みました。
手のひらから伝わるちーちゃんの鼓動。
あんなにもしっかりと鼓動を感じたのは初めてでした。あぁ、生きてる。生きてること、存在していることを信じ、感じたかった。この存在している1秒1秒がどんなに愛しくどんなにありがたい事か。
ちーちゃんと出会った時の事、出会ってから今までの事、思い出話をちーちゃんは私の手の中でうとうと笑顔で聞いてくれていました。
「ちーちゃん、愛してくれてありがとう。ひとつだけお願いを聞いてほしい。無理はしないでほしい。私の為に無理して頑張ってるのを見ること程辛いことは無いから、ちーちゃんのタイミングで逝って欲しい。」これにもちーちゃんは笑顔。しっかりと伝わっていることがわかりました。
と、突然ぱっちり目が開きむくっと起き上がり、「ぼくの名前を忘れないでね。ぼくの名前はちーちゃん。」
びっくりしたのと同時に、私を笑わせようとしていることに気付き崩れ落ちるように全身の力が抜け涙涙。
ユーモアに答えようと涙でぐちゃぐちゃのぼろぼろでしたが、「何ゆーとん、ちーちゃん!私そんな忘れるような歳違うし!」と言うのがやっと。この言葉は間違いなく遺言と察したのでこれ以上は涙で言葉が続かず。
ちーちゃんはお迎え当初つけた私の名づけが気に食わず

、「ぼくはちーちゃんです」と言ったんです。育てのお父さんがつけてくれた名前だそうです。もっと男らしく勇ましい名前にしたかったけど渋々

ちーちゃんにしたという思い出です。
この後一旦持ち直したので、ちーちゃんに病院に行くか聞いたんです。
ちーちゃんはお出かけが大好きで、爪切りや嘴カットする動物病院でさえも大好きだったんです。病院の先生も大好きでした。
「いこっかな…」とちーちゃんが答えたのと、移動しても大丈夫そうな感じだったので病院へ向かいました。徒歩もバスもいつも通りご機嫌さんで歌ったり踊ったり。
ですが病院に到着し診察の順番が来て、診察室に入って先生と話していると、大好きだった先生に最後の挨拶を終えて力が抜けたように容体が急変しそのまま逝ってしまいました。
早朝の急変から、私としっかりお話をして、好きだったお出かけもして、大好きだった先生にも挨拶して、ちーちゃんも私も思い残すことなく、ちーちゃんらしい旅立ちだったように思います。
急な事でしたが後悔のない看取りはこんなにも楽なのかと感じています。
後悔のない看取りは幼少期以来で、大人になってからは後悔しかないと言っても過言ではない看取りばかりで、自分を責めて責めて責め抜いて、、、でした。
私は良くも悪くも動物たちといつでもどこでも繋がり話せるので、天国の動物の気持ちも分かり、私自身が悔やんで自分を責めていることがどんなに彼らにとって辛い事かも分かります。
分かるけど自分を許せない。誰も責めてないし怒ってないけど、自分自身を責めずにはいられない。頑固ですよね… 彼らは笑っていて欲しい、自分自身を許してほしいと願っているのにその願いをはねのけて自分の気持ちを優先し続ける。今思うと自分の事しか考えていない非常に頑固でわがまま。
これらが今回は無いのです

無いから自分を責めることはせず、ただただちーちゃんに感謝、ありがとうの気持ちしか出てきません。
悲しい寂しいは最初だけで、今は思い出すと涙が流れるけど、感謝の涙なんです。感謝ってなんでこんなに涙が溢れるんでしょうか???
ちーちゃんには感謝しかないから、困ったことに涙涙なのです。
あとはバランス。突然の死で、椅子の脚が1本無くなったような感覚。
4本脚の椅子の1本が折れたら座れませんよね。3本脚で座れるように、脚の位置を変えようと必死でバランスを取って必死で生きているような日々。心と日常もぽっかり何か抜けたような感覚もあり、我に返るとぼーっとしている自分に気付く。普段は絶対にすることのない忘れ物やミス連発もあり、これは時間と共に減ってきています。
話は戻りますが、病院でちーちゃん旅立った後、大泣きしながら病院から家まで上り坂を汗だくでマスクしたまま歩いて帰ったので、自宅について我に返ると酸欠でえらいことになりました
そしてこの日はセッションの予約があり、延期させてもらおうかと一瞬考えましたが、ちーちゃんはそれを望んではいないと感じたので予定通りお仕事をし、翌日からも延期せず毎日仕事を全うしました。
働くことで、寂しさや虚無感にどっぷり浸ることなかったことは本当にありがたい事でした。
ただ、数人の友人にしかちーちゃんのことは言えませんでした。連日仕事等でZOOMや対面で人に会うことが続いたので、ちーちゃんの話が出ると感情的になり仕事にならないと思ったので、話題に出ても大丈夫な心持になった時にこうしてブログなどでお知らせしようと思いました。
お会いした時にちーちゃん元気ですか?等と聞いて下さった方々、あの時言えなくてすみませんでした

またまた話は前後しますが、長い長い8日という1日が終わった夜。
あれ?そういえばちーちゃん全然姿見えないけど、天国で楽しくやってるかな?とちーちゃんと繋がってみたんです。
と、、、黒赤い砂けむりの中、軍隊が大きなアンテナの様な見たことのないものを持って進んでいたのです。
え!?ちがう惑星???なにこれ?どこ??とびっくり。
話が長くなりすぎたのでその2へ続きます


アニマルコミュニケーターを始めて忙しくなってきた頃にNYのフォトグラファージェフに撮ってもらったお気に入りの写真。両手に亀と肩にインコ

最初はHPもブログもSNSもしておらず、口コミで広がりお仕事を頂けるようになって毎日が新鮮で嬉しくてキラキラしてたね、ちーちゃん!