2歳の競走馬トラインが11/26にデビュー戦で圧勝しました。レースは
こちら私がこころの担当をしている競走馬の一頭ですが、子供という関係でもないし、お友だちに近いけどデビュー前から見ている私の彼らに対する気持ちは親戚のおばちゃん。
ということで勝手に甥っ子と呼ばせてもらってます。私は自称ロッコ(六甲)のおばちゃん。
レースの日は、まずレース前に厩舎に行き様子を観ます。落ち着いてるか、神経ピリピリか、怖がっているか等々。
レース以外はトレーニングセンターという競走馬の寮のような場所に彼らはいるのですが、そこに通って仲良し関係は築けているのでロッコのおばちゃんがいることでリラックスしてもらえることがなにより。
いつも彼らに伝えるのは、「無理だけはしないで。怪我なく無事に走り終えるよう祈ってるね。」 レースあるなしに関わらず、ふだんから命がけで頑張っているので、頑張っては言う必要ないかと思いまして…
京都競馬場に到着した時間が遅くなってしまい、トラインが厩舎を出てレース前の体重測定に行く時にぎりぎり間にあいました

体重測定の場内ですが、本来は入れません。すぐに追い出されましたが、今回初めてちょこっと入らせてもらいました。
「トライーン!おばちゃん来たよ~!」と手を振るとすぐに気づいて寄って来てくれました。体は大きくなりましたが、あまえんぼぶりは変わらず、べたべたいちゃいちゃする束の間。

そしてパドック。ここでは厩務員さんと歩いている時の心情、ジョッキーが乗った時の心情を馬主さんにお伝えします。トラインは落ち着いてました。が、この後パドックを後にするとロデオ状態だったとジョッキーの北村さん。

そしてレース。穴が開くほどレースを見て、レースの時の馬の気持ち等あれこれを馬主さんにお伝えします。
トラインは一番人気で圧勝。頭を低くして走る、生まれ持った血統からのものなのか、美しいフォームだったと多くの方に言って頂けました。
こちらは一着の馬の口取り(記念撮影)。一着以降は撮影はありません。後日レースのDVDと共に口取り撮影写真を額装して送って頂けます。
レース後の馬には、「お疲れさま」これしか言葉がありません。

レース後は再び厩舎へ。レース後の心情や体調を馬主さんにお伝えします。
レース終わったら休む間もなく馬運車で栗東かトレーニングセンターへ。アスリートの遠征はハードです。

レースの日の早朝。幼い頃と今の姿を見て感慨無量。家で涙、移動中に涙、レースで涙、レースを思い出して涙、とにかく涙。はい、いつも泣いてます。


伝説の名馬・シンザン像 今日のレースが無事に終わりますよう祈りました

競走馬という生涯を選び生まれ出で、命がけの日々を重ねる彼ら。
その尊敬すべき彼らの役に立てるのならば、私もとことんお手伝いさせてもらおうと思う、光栄なお仕事なのです。