昨年6月の保護後にFIPを発症し10月に亡くなった子猫のキキくん

2度に渡りキキくんとアニマルコミュニケーションをさせて頂きました。
幼くして亡くなったキキくんですが、お話をすると幼さは無く青年のような印象。
飼い主さんとの4か月の時間は、まるで世界一周の船旅で立ち寄った停泊地のようでした。
宝物のようなしあわせな4か月。全てが光に包まれた異世界のような輝ける素敵な時間でした。
キキくんがFIPを発症する以前、元気な頃に飼い主さんはこんな夢を見ました。
「もう少し長く居れないかな?」とキキくんが友である白黒柄の猫に相談しています。
「何言ってんだ!そんなことしたら大変な事になるぞ。」と白黒くんは答えます。
がっかりした様子のキキくん。
ここで飼い主さんが目を覚ますと枕元に居たキキくんが実際にがっかりした表情で座っていました。
まだ元気だった頃の事なのでその時は事情が分からない内容でしたが、今となればそのワケはわかります。
滞在時間を決めて生まれてきたキキくんですが、想像以上に楽しくて幸せなのでもう少し長く飼い主さんと一緒に暮らしたかったのです。
すべての命はこの地球での滞在期間を決めて生まれてきています。
多少前後することはありますが、大まかには決まっています。これは人間も動物も同じ。
この世はすべてが完璧に組まれています。勝手に延長や中止をすることは宇宙の理に反し秩序を乱す行いです。
ひとつの命の約束違反は大きなズレと不調和を生み出し大勢に迷惑をかけてしまいます。
この世に生まれて来られる命はほんの一握り。
大変貴重な滞在時間ということを動物たちは知っています。
これは過去や魂の世界の事を成長につれて忘れてしまう人類と違うところですね。でも、その忘れてしまったことを動物たちは私たちに命を通して見せてくれています。
私たちはその命の時間を共有したり一時でも触れることで実際に経験し学ぶことができます。
動物たちも同じように地球滞在中に体があるからこその経験をし、それぞれの使命と夢を果たします。
愛の戦士のようですね。闘わないので天使かな

飼い主さんにとっては夢の中のできごとですが、これは現実です。
キキくんが魂の世界でお友達猫に相談したやりとりをキャッチされたのです。
動物たちは現実世界と重なり合っている魂の世界と交流をして生きています。特に猫は使命柄、その交流は頻繁です。
人でそんな風に生きている人は稀ですが、睡眠時は体や思考の制限から離れることができるので容易に魂の世界との交流ができます。(無意識領域でどんな人もしていると思います)
そして動物たちと一緒に眠っていると彼らの世界とも重なるので(オーラが重なるような状態)こういうことが起きるのです。
話は変わって亡くなる2日前。
FIPの治療の為、入院することになったキキくん。
注射をされると一緒にいた飼い主さんの親指を2度強く噛みました。
飼い主さんはまさか亡くなることになるとは思わずこの後キキくんを預けて帰宅され、翌日キキくんは亡くなりました。
あの時なぜ親指を噛んだか理由が知りたかった飼い主さん。
「手遅れだって伝えたかったんだ。もう何をしてもダメなんだってね。こんなことしても無駄だって伝えたくて噛んだ。」
彼らは様々な方法で普段から私たちに思いを伝えてくれています。
これをしっかりとキャッチするには、考えすぎないこと。
考え癖は頭と心をいっぱいにしてしまい、思いや愛をキャッチする容量が無くなってしまいます。
あとは虫の知らせとも言いますが、あれ?と思うようなことをかき消さないこと。
そして思い込み過ぎないこと。思い込んでいる自分に気付くこと。
他にもたくさんありますが、まずこの3つが大切です。
しかしながら愛する動物家族が急な病気となるとまた話は変わってきます。
藁にもすがる思い、そして病気が治ると信じての決断。
キキくんの場合はこれも全て決まっていたことなのかもしれないとお話をしていて感じました。
飼い主さんの決断、キキくんのサイン、夢の話、これをこうして私がブログにして発信することもこうしてブログを書きながら同じ流れの中にあるような気がしてなりませんでした。
大切なお二人の時間をこうしてシェアさせて頂いたこと、キキくんの飼い主さんとキキくん、本当にありがとうございます。
FIPはストレスで発症するとよく耳にしますが、すべてがストレスということは決してありません。(ストレスによる発症も実際ありましたが)
FIPで亡くなった猫さんとお話したことは多数ありますが、FIPという病気の発症に私たちへのメッセージや愛なる思いが込められているケースもありました。また機会を作ってお話したいです。
キキくんのように自分の使命や経験の一つとしてFIPを選び発症し旅立った猫さんもいます。
ストレスをかけてしまったせいで、、、とご自分を責めておられる方に届きますように。