夏休み読書感想文 その2
2022.08.26.22:18
ジェフリー・M・マッソン著 「ヒトはイヌのおかげでホモ・サピエンスになった」より
盲導犬の訓練所にいたラブラドールのベンジーと飼い主である著者との話。
盲導犬は通常70~80のコマンドを覚えるらしいが、ベンジーはなんと4つのコマンドにしか従わなかった!
ということで盲導犬にはならず著者に引き取られ家庭犬として暮らすことになった。どんな生き物にも平等に愛する、いえ、愛さずにはいられない愛の申し子ベンジー。
良い本と思います
オーストラリアのディンゴ(狼に近い野生犬)の話もおもしろかった!ディンゴに会って彼らを感じてみたいと思いました。
「犬には偏見がない。人間の社会的地位に関心がないのはもちろん、人間が人間を区別するためのどんな印も認識していない。財産、肌の色、社会階級、身なり、言語、宗教など、他者に差をつける為の人間の口実は、犬にはまるで意味をなさない。
犬に偏見がないのはとてもすばらしいことで、人間も見習うべきである。犬は犬に会うと、「ボクと同じ犬だ」とたちまち理解する。人間がその違いを元に「劣った人間」を差別するような特徴を何一つ気にしない。属性に関わらず、犬を犬として認める。これは人間がたまにしかもちあわせない一種の社会的知性だと言えるだろう。」
動物は区別というより差別により自分を確認したり自信を持とうとしたりとしない。
この点ではどこまでもフラットに自分軸で生きてる。ような気がする。。
自分自身の本質という個性を自覚し表現した上で和をもって生きれば、大昔の良い時代のように平和で、更に私たちはみんなで進化して生きていける。
区別や他との差というのは自分を自覚したり協調したり進歩する為の全体的なものでもあって、決して自分一人だけの足りない何かを満たすための自己満足の手段ではないと思う
「人間が作り出した犬は数知れず、遺伝性疾患のある犬も多く存在する。もし犬が人間を改良できるなら、マハトマ・ガンジーのように温厚な人間かロビン・ウィリアムズのように楽しい人間を作り出すだろう。」
人間として耳が痛い。。。
その3へ続く
盲導犬の訓練所にいたラブラドールのベンジーと飼い主である著者との話。
盲導犬は通常70~80のコマンドを覚えるらしいが、ベンジーはなんと4つのコマンドにしか従わなかった!

良い本と思います

オーストラリアのディンゴ(狼に近い野生犬)の話もおもしろかった!ディンゴに会って彼らを感じてみたいと思いました。
「犬には偏見がない。人間の社会的地位に関心がないのはもちろん、人間が人間を区別するためのどんな印も認識していない。財産、肌の色、社会階級、身なり、言語、宗教など、他者に差をつける為の人間の口実は、犬にはまるで意味をなさない。
犬に偏見がないのはとてもすばらしいことで、人間も見習うべきである。犬は犬に会うと、「ボクと同じ犬だ」とたちまち理解する。人間がその違いを元に「劣った人間」を差別するような特徴を何一つ気にしない。属性に関わらず、犬を犬として認める。これは人間がたまにしかもちあわせない一種の社会的知性だと言えるだろう。」
動物は区別というより差別により自分を確認したり自信を持とうとしたりとしない。
この点ではどこまでもフラットに自分軸で生きてる。ような気がする。。
自分自身の本質という個性を自覚し表現した上で和をもって生きれば、大昔の良い時代のように平和で、更に私たちはみんなで進化して生きていける。
区別や他との差というのは自分を自覚したり協調したり進歩する為の全体的なものでもあって、決して自分一人だけの足りない何かを満たすための自己満足の手段ではないと思う

「人間が作り出した犬は数知れず、遺伝性疾患のある犬も多く存在する。もし犬が人間を改良できるなら、マハトマ・ガンジーのように温厚な人間かロビン・ウィリアムズのように楽しい人間を作り出すだろう。」
人間として耳が痛い。。。
その3へ続く
